公園でひとやすみ。
「はい、タカシさん」
頼んでないのに十和さんが選んだのは
あったかいウーロン茶だった。
コーラかせめてコーヒーが
良かったのになあ。

熱い紙コップを指三本でつまんで
上からちびちびすすっていると
十和さんがじっと見てるのに気付いた。
「なんスか?」
「あ、ううん。
 ……クセって
 変わらないんだなって思って」
そう言って小さく笑う十和さん。

なんだろ。やっぱりどこかで
会ったことあるんだろうか。

家に帰るとどこかから荷物が来ていた。
あれ、十和さん宛て?
よくうちの住所で届いたなあ。

中身は可愛い雑貨と
ムギワラギクのリースだった。

メッセージカードを読んだ十和さんが
とつぜん涙をこぼす。
え、なに?どうかしたの?
すっごい高い請求書でも
入ってたんですか?


なんか…なあ。
こういう時ってどうしたらいいんだろ。

そのよる。

なんとなくテレビを一緒に見てたら
ふっと十和さんがもたれてきた。
なんか体温が高いんですけど…

「タカシさん…
 私、これでしあわせだよ。
 …いっぱいは望まない。
 タカシさんといられるだけで…」

十和さんはリンゴジュースを
くぴくぴ飲む。
って、ちょっ! 
それ、お酒じゃないですか。
高校生がお酒なんか飲んじゃ
いけないんですよ! うあーん。
 もどる。 まえ。 つぎ。

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